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ブログ

サッカーの話しかしてませんがサッカーのブログではないです。書きたいことがある時に書きます。

FIFA非加盟国のサッカーとナショナリズムみたいな話

 サッカーに琉球代表があるらしくてびびった。もちろん国際サッカー連盟(FIFA)には非加盟。それでFIFA未加盟のサッカーのナショナルチームについて少し調べていたら少し思うことがあったのです。


 半分個人のメモのような意味合いのものではありますが他に書く場所もないのでここに書かせていただきます。


 まず、サッカーのナショナルチームの国際団体は、国際サッカー連盟加盟[FIFA](211の国と地域が加盟)の他にもあって、独立サッカー連盟[ConIFA](36のサッカー協会が加盟)やNF-Board(40のサッカー協会が加盟)などの団体がある。‬‪
 ConIFAとNF-BoardはどちらもFIFAに加盟していないサッカー協会によって結成された団体で、どちらもFIFAに加盟できない国(=国家として国際的に承認されていない政権)を多く含む。NF-BoardとConIFAどちらもに加盟している国・地域も多い。これらに加盟しているサッカー協会のうち国連加盟国のものはキリバスのみである。‬
 さらに、ウィキペディア ( https://ja.m.wikipedia.org/wiki/Category:FIFAに加盟していないサッカーのナショナルチーム )に載っているFIFAに加盟していないサッカーのナショナルチームは120チーム。ConIFA加盟のサッカー琉球代表がこのページになかったのでおそらくもっとある。こんなに多いなんてびっくりした、そもそもFIFA非加盟のナショナルチームなんて一つも知らなかった。

 (これ日本語をタイトルに含むウィキペディアの記事のURL貼れないのなんとかならないのかなぁ)


 すこしConIFAとNF-Boardについての資料を載せます。

 ConIFAのウィキペディア https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ConIFA
‪ ConIFAの公式サイト http://www.conifa.org/

‪ ConIFA加盟のサッカー協会の例‬
‪・琉球
‪・クルディスタン イラクにあるクルド人自治区
‪・エラン・バニン(マン島) 自治権を持ったイギリスの王室属領‬
‪・アッシリア人 国を持たない少数民族
‪・ロマ 国を持たない少数民族
‪など‬…

‪ NF-Boardのウィキペディアhttps://ja.m.wikipedia.org/wiki/NF-Board
‪ NF-Boardの公式サイト http://www.nf-board.com/

‪ NF-Board加盟のサッカー協会の例‬(暫定会員・準会員も含む)

両シチリア王国(暫定会員) かつて存在したシチリア王国に該当する地域‬
‪・チェチェン ロシアからの分離を目指す亡命政権
‪・ポルトガルマデイラ諸島
‪・イースター島
‪・タミル・イーラム タミル人が建国を切望している国‬
‪など‬…

 資料おわり。


 また、少し話を広げるとイギリスにはイングランドスコットランドウェールズ北アイルランドの4つのサッカー協会があるように、FIFA加盟のナショナルチームにも国ではなく地域単位のものは多い。グアム、ジブラルタル、シント・マールテン、マルティニークなど。まぁ、これらのチームのいくつかは、厳密にはFIFAには加盟していないが、「FIFAに加盟しているサッカー連盟」に加盟しているチームである(ややこしい!)。
 因みにマルティニーク代表にはかつてイングランド1部・ウエストハムやスペイン1部・レアルマドリーに在籍経験のあるジュリアン・フォベールや現在スペイン1部・ヒホンに在籍しているジャンシルバン・ババンなんかもいる。ジャンシルバン・ババン、声に出して読むとたのしい。 バンババン


 現在の欧州サッカーのA代表などでは、多民族化、というか二重国籍化が進んでおり(参考記事 http://www.sankei.com/smp/wired/news/140323/wir1403230001-s.html )、一人の選手が複数の国籍を持っているのは一般的である。例を挙げるときりがないのだが、何人か例を挙げさせてもらうと
・アルゼンチン代表FW リオネル・メッシ アルゼンチン、スペインの二重国籍
・ドイツ代表MF メスト・エジル ドイツ、トルコの二重国籍
ガボン代表FW ピエール=エメリク・オーバメヤン ガボン、フランス、スペインの三重国籍
・ベルギー代表MF ラジャ・ナインゴラン ベルギー、インドネシア二重国籍
・フランス代表MF エンゴロ・カンテ フランス、マリの二重国籍
・フランス代表MF ポール・ポグバ フランス、ギニアの二重国籍
・フランス代表FW カリム・ベンゼマ フランス、アルジェリア二重国籍
など…
 ここら辺でやめておくが超有名選手の中にも二重国籍を持つ選手はまだまだたくさんいる。特にドイツ代表、フランス代表あたりに顕著だろうか。昨日ヴィッセル神戸への入団が決まった元ドイツ代表FW ルーカス・ポドルスキだってドイツとポーランド二重国籍である。日本でもこの流れはないとは言いきれない。ハーフナー・マイクラモス瑠偉田中マルクス闘莉王三都主アレサンドロフィッツジェラルド舞行龍ジェームズなどは帰化選手だし、ブラジル人FW ペドロ・ジュニオールが日本への帰化を検討していたという話もある。

 スポーツは昔からナショナリズムの高揚のために用いられる手段でもあった、はずだ。しかし、少なくともサッカーにおいて、所謂"強豪国"では、多国籍化に見られるようにそういう役割は昔よりは弱くなっているように見える。一昔前はフランス代表もドイツ代表も白人ばかりだった。
 しかし一方で、こういう一国の代表の多国籍化とは反対に、ConIFAやNF-Boardに加盟しているような、国際的に国とは認められていないミクロネーション、亡命政権自治領、領土を持たない民族などのナショナルチームもある。彼らは「おれたちは独立している存在なんだ!」というような主張をサッカーのナショナルチームを組むことで体現している、ように思える。

 うーん、なんだか"強豪国"や日本などのそこそこサッカーが盛んな国とそれ以外の国でのサッカーの意味の乖離がどんどん大きくなっている、気がする。スポーツは盛んになればなるほどどんどん娯楽の要素が強くなる、たぶん。
 もしかしたら、ほかのスポーツでもそうかもしれない。いや、たぶんそうなんだろう。ほら、テニスの大坂なおみさんとか。うーん、なんかもうよくわからなくなってきた。


 眠いので今日はもうやめる。この話はもっと時間がある時にゆっくり考えよう。